あまり情報も仕入れられず、ぶっつけ本番となったけど結果的には楽しめました。
しかし、事前にわかっていれば、と思うことが多かったのも事実。
そこで、来年以降、観光に訪れる人に活用してもらえればと思い、これをまとめてみました。
出来るだけわかりやすいように、どこで見たらいいのか、など、図や写真、動画も入れて説明したつもりです。
可能な限り、祭りの用語なども説明したつもりですが、詳しい由来や伝承、各村の話など、観光とは軸がずれる話は詳しく書いてません。
この記事は外から来た一般観光客が観光する場合を考えて書いてみました。
地元の人からしたら当たり前な話や、納得出来ない点があるかもしれません。
よくわからない点など、コメント欄で質問があれば答えられるかもしれません。
その時まで詳しく覚えていたらですが……。
(この記事の内容、動画、画像は2014年、灘のけんか祭りの時のものです。)
2014年は色々あって全体で2時間ほど遅れが出たそうです。
理由は早朝に某村で喧嘩があり、重傷者が出たとかで、一時は祭りへの参加が危ぶまれたとか何とか噂がありますが、定かではありません。
なので、動画の時刻は来年以降、あまり役に立たないと思います。
とにかく、この2014年のように予定よりかなり遅れる年もあるので、ご注意ください。
それでは、まず2014年、灘のけんか祭りに行った時の記事。
基本的に時系列で動画も使って説明してます。
2014年、灘のけんか祭りに行ってきた その1(動画①)神社一周してるだけで申し訳ない
2014年、灘のけんか祭りに行ってきた その2(動画②③④)動画④は見所一杯
2014年、灘のけんか祭りに行ってきた その3(動画⑤⑥)牛スジ入りたこ焼きは美味い
2014年、灘のけんか祭りに行ってきた その4(動画⑦⑧)御旅山への旅
その時の動画。
①は駅から歩いて松原八幡神社の周囲を一周。
②から⑧までは時系列順で祭りの流れをカット少なめで。
カットは少ないので全体の流れはわかりやすいと思いますが、全部見ると長いです。
忙しい人は下に貼り付けてある3分まとめ動画からどうぞ。
オススメは④と⑧です。
動画① 動画② 動画③ 動画④ 動画⑤ 動画⑥ 動画⑦ 動画⑧
図1
これが灘のけんか祭り開催地域周辺の地図(クリックで拡大)。
著作権等の関係で著作権フリーのオープンストリートマップを使用しているため、詳しい地図情報が書かれておらず、若干見辛いのはご勘弁。
色分けを使って説明しています。色弱の人もご勘弁。
赤い□が祭りが始まる松原八幡神社。
青い◯が御旅山の練り場。
黒い◯が御旅山山頂の御旅所。
黄緑の◯が当日に開放される無料駐車場。
紫の線が屋台や神輿の進行ルートになります。
無料駐車場については『灘のけんか祭りガイドブック2014』に書いてある場所です。
来年以降もこの場所にあるかどうかは保証出来ませんし、駐車場が足りないのか違法駐車している車も多く、そんなに大きなスペースはないと思うので、あてにして車で来るのは危険。
御旅山から松原八幡神社、さらに東にある八家駅まで山陽電車より南側が9:00~22:00頃まで車両通行止めになるので気をつける必要あり。
やはり電車で来るのが最良だと思われます。
当日は特急も山陽電車、白浜の宮駅に停まります。
山陽電車とは、播州のローカル線で、阪神・阪急、共に山陽の駅に停まるので、神戸・大阪方面からお越しの方は阪神電車・阪急電車、どちらを使っても大丈夫です。
それ以外の地域からお越しの方はJRなどで姫路駅まで来て、そこから山陽電車の阪神・阪急、神戸大阪方面行き特急で行くのがいいと思います。
上の動画は3分で15日の本宮の主な行程をまとめてあります。
10月15日、本宮、詳しい流れとしては。
午前5時頃、松原八幡神社拝殿前で露払いの儀。
↓
午前6時頃、海岸(今年は小赤壁付近)で塩かきの儀。
↓
その後、9時頃から練り番を除く七ヶ村の屋台が松原八幡神社に集まりはじめ、午前9時半頃から宮入り。
↓
12時頃に練り番が宮入り。
↓
続いて獅子屋台の宮出し。神官渡御。神輿の宮出し。御旅山へ。
↓
その後に練り番を除く村の屋台が宮を出て御旅山へ。
↓
御旅山へ到着後、ふもとの練り場で練り合わせ差し合わせ。
↓
その後、順番に御旅山へと登る。
↓
16時頃から順番に下山開始。
↓
またふもとの練り場で夜中まで練り合わせ差し合わせ。
箇条書きでざっと説明しましたが、これだけだと初見の人にはよくわからないと思うので、順番に説明していきます。
大体の目安となる時刻は↓のようにオレンジ色で書いていますが、状況によってはズレることもあります。
2014年は最終的に2時間以上遅れたはずです。
目安となる時間は『灘のけんか祭りガイドブック2014』によるものです。
まず最初の『露払いの儀』『塩かきの儀』5:00~
所謂お清めの儀式。
早朝ということもあって、あまり一般観光客が見に行くようなものでもないはず。
ちなみに、露払いの儀はこの松原八幡神社がある松原の地域が代々担当。
塩かきの儀はその年の『練り番』となる地域が担当する。
練り番とは、灘のけんか祭りに参加する旧七ヶ村、現在の七地区が順番に担当する役割で、練り番は10月15日の本宮では屋台を出さず、最後に宮入りして松原八幡神社から3基の神輿を担ぎ出し、それをぶつけあって壊すという神事を行う。
その後、7時頃から各地区が動き出す。自分達の地域を練り歩く地域もある。
その次は『屋台の宮入り』9:20~
動画②
松原八幡神社の南側にある『楼門』と言われる正門から練り番を除く6地域の屋台が順番に入り、拝殿前でお祓いを受け、境内を一周しながら練り歩く。
『楼門入り』とも言われる。
宮入りした屋台は境内に置かれて宮出しを待つ。
図2
『図2』は簡単に書いた神社+その下の部分の図。『図1』の赤線の部分とその下のブロックまでを拡大。
黒線が境内。
赤い□が楼門。
緑の□が有料観覧席。
青い矢印が宮入り時の屋台の経路。
・実際には東西南北に門があります。
トイレは『図2』の、東と西の門近くと、右下と左下の観覧席の下にありました。
白浜の宮駅のトイレは改札の中にあるので、改札を出ると利用不可能。
・境内については、上にある動画②。楼門の外は動画③を見れば大体の雰囲気が掴めると思います。
白浜の宮駅から歩いて『図2』の外周を一周しているのが動画①です。
・『図2』で緑色で表した観覧席は有料で、一般客は立入禁止。
地元民以外は購入すら不可能という情報(2014年現在、他ブログからの情報)
地元住民に抽選で購入権が当たるとか何とか。
・境内で観覧する場合、境内を一周する屋台の通行を邪魔しないように神社側か壁側に寄っておく必要があるが、神社側は後ろに逃げ場がなくて危険。
しかし、早めに神社側に近い位置を確保出来れば、少し高台になっているので見学しやすいことは確か。
6地区が宮入りしたら、次は『練り番の宮入り』12:00頃
これは動画④の最初に入っています。
総代・副総代と言われる練り番地区の祭りの顔役を騎馬戦のように乗せ、鳥居の外で海水?日本酒?を掛けて清め、楼門を抜けて拝殿前へと走る行為を何往復もした後、最後に拝殿前でお祓いを受けます。
昔はこの鳥居の向こうが海だったとかで、海で清めて宮入りするというのを再現しているとか何とか。
ここは必見です。
その次が『獅子屋台の宮出し』12:00頃
獅子屋台と言われる屋台。『だんじり』とも言われる。
形的にも岸和田などのだんじりの小型版という感じ。
残念ながらここでは撮影出来なかったので映像はなし。
動画⑧の11:52~に、御旅山を下山する獅子屋台なら少しだけ撮影出来た。
この獅子屋台が露払いとなる。
次は『神官渡御』12:20頃
動画④9:15~
神官、つまり神職、巫女が御旅山へと渡ります。
日本の伝統楽器をかき鳴らしながら御旅山へと歩きます。
この一行についていくのも面白そうですが、警官隊がガードしていた気がします。
『神輿の宮出し』12:45頃
動画④12:00~
三基の神輿を担ぎ出し、神社前でぶつけあいます。
この神輿をぶつけあう様子が『けんか祭り』の由来となったと言われているそうです。
つまり、灘のけんか祭りのメインとも言えるかもしれません。
この神事は必見ではありますが、御旅山のふもとの練り場でも行われます。
しかし、御旅山で一般客が近くで観覧することは実質不可能と言っていいでしょう。
この行事を見るならここで見ておくべきです。
勿論、地元の人に伝手があって観覧席を確保出来るなら話は別になりますが。
神輿が壊れれば壊れるほど良いとされているそうで、激しくぶつけあいます。
動画を見ればわかると思いますが、誘導に従って道を空けていても構わずに人垣に突っ込んできますので、小さい子供やご老人が近くで観覧するのは大変危険。
抱っこ出来る年齢の子供なら親が抱いてればいいので逆になんとかなりそうだが(動画にも映ってるが、実際なんとかなってた)、小学校低学年ぐらいで抱っこ出来ないけどちょろちょろしたがる年齢の子供あたりは物凄く危険だと思った。
神社前でぶつけあった後、御旅山へと向かいます。
『屋台の宮出し』12:55頃~13:45頃
動画⑤と動画⑥
練り番を除く6地区が順番に屋台を宮から出して御旅山へと向かいます。
その時、境内と神社前で練り合わせ、観覧席前を一周して行きます。
境内で宮出し前に差し合わせる屋台。
この画像の2基は最後の2つ。
神輿も屋台も、宮から出て順番に御旅山へと移動するので、観覧客もそれに合わせて移動します。
この最後に移動する屋台の番になる頃には、ほとんどの観覧客が移動していますので、人が少なくて近くで観覧しやすかったです。
ただ、その後、御旅山に行く場合、混雑に巻き込まれるというデメリットもあります。
『練り合わせ』『差し合わせ』についてですが。
『練り合わせ』とは。屋台を肩に担ぎ上げ、複数の屋台で合わせること。
『差し合わせ』とは。肩に担ぎあげた屋台を更にもう一段、天に掲げるように持ち上げ、複数の屋台で合わせることです。
『御旅山へ』
動画⑦ 神社横から御旅山までの動画。
宮から出て、神社前の広場で練り終わると順番に御旅山へと移動します。
経路は『図1』『図3』の紫の線を参考にして下さい。
12:00頃から松原八幡神社で神事を終えたものから順番に移動していきます。
今回は宮出しを見ていた最後の2基の後をついていきました。
御旅山が近づいてくると、山肌に人がワラワラといるのが見えて圧巻です。
ちなみにこの画像は『図3』の下側、図に入るか入らないかくらいの位置だと思います。
図3
(© OpenStreetMap)
『図3』は御旅山周辺の拡大図です。
詳しくはGoogleマップの衛星写真などで確認してください。
赤い◯は御旅山ふもと、広畠の練り場。
黄色の◯は御旅山山頂近くの広場。
黄緑の□はトイレの位置。
紫の矢印は屋台などの進行ルート。
青い線は、当日、御旅山へと登るための階段。
黒い線は御旅山への裏道。
・御旅山とその南側の山の山肌にある観覧席ですが、土地の地権者が個人的に貸出しているもので、一般客は立入禁止とのこと。
練り場に一番近い場所で数十万円。山頂に近い場所で数万円とも言われていますが、値段の話を外に漏らすことはタブー(他サイトによる情報)という噂で、詳しい情報は流れてこないし、地元民でも全ての値段を知ってる人は少ないのではないかと。
また、基本的に毎年毎年同じ場所を同じ人が借りるという暗黙の了解的な何かがあるという話で、地元民でも新しく場所を確保したり別の場所に移るのは困難だとか。
この練り場の周りの家も観覧席を増設されていますが、そこも状況は同じ。
・祭り期間中、この赤い◯の付近は、道路(313号線)以外は一般客立入禁止になります。
御旅山へと登るメインの道が立入禁止になるので、観覧客は西側にある青色の線で表した階段を使って道に入ることになります。
・黄色の◯は山頂手前の広場。
各町の休憩所テントはここに設置されています。
この位置から練り場を見下ろすのが一般観光客にとっては一番まともな観覧スポットだと思われます。
ですが狭いので、多くの人が観覧出来るような余裕はありませんし、流石に遠すぎなので双眼鏡が必須かも。
・黄緑の□はトイレですが、数はそれなりに充実していると思います。
『図3』では大体の位置ですが、表示しています。
山頂にもいくつかありますので、登っても安心。
『図3』左端のトイレは小学校のトイレが使用可能になっていました。
この位置については、来年以降も同じ位置にあるかは確約出来ません。
・黒い線は帰ってきた後でGoogleマップを見てから気づいた道です。
当時、ここは何度か通ったのに気づきませんでした。
御旅山山頂へと登れる道みたいですが、確認出来ず。
あれだけ混雑するほど人がいる中なら目立つはずだが、人が通ってるような感じがなかった。
ここが通れるなら混雑が避けられて劇的に便利になる可能性があります。
『御旅山、ふもと』
動画⑧の最初から。
御旅山へと到着したら、神輿も屋台もふもとにある練り場で練ります。
場所は『図3』の赤い◯の場所。
周囲を囲むように観覧席が設置され、南北の山肌も観覧席になっています。
動画⑧の最初は、この『図3』の赤い◯の練り場、そのすぐ下の道を通っているところから始まりますので、それを見ていただければわかると思いますが。練り場の周りに一般観光客が観覧出来る場所なんてありません。
なんとか観覧出来そうなのが、この道(313号線)の外側半分のところ。
写真左側、赤い線で囲った場所。警官の後ろ。
ここで道の半分を塞ぐ形で観覧するのが限界。
十中八九が黙認されているというだけの場所なので、オススメとは言えません。
立ちっぱなしになるので辛いだろうし、一度場所を離れたら戻ってきても入る場所はないでしょう。
ちなみに、右側の黄緑色の線で囲った場所が一般客立入禁止エリアです。
『御旅山、登り』
動画⑧2:45~ふもとの階段から
練り場で好きなだけ練った屋台は順番に御旅山を登っていきます。
目安となる時間は書いてませんが、大体13:00頃からだと思います。
トイレは中腹と山頂。
動画⑧4:17
画像は御旅山を登る道のU字になっている折り返し地点。
こことか、他にも道の途中に小さなスペースがあったり、そういう場所で観覧する人も多い。
が、2014年、灘のけんか祭りに行ってきた その4でも書いたが、夕方からの混雑する時間帯に屋台の下山の時間が重なる時は人が密集しすぎてかなり危険。
その時間帯でなくても登り下りで屋台が通過する時は危険。
動画⑧5:40~を見てもらえばかわかりやすいと思う。
屋台は台車に乗せて引っ張りあげてるのではなく、人間が肩に担いで持って上がっているわけで、少しバランスを崩すと左右にブレます。
実際、バランス崩して隣の木に突っ込んだこともあるという話。
後ろに避難場所がない所は何かあれば終わりということ。
『図3』黄色の◯の広場。その観覧席側。
この黒い柵の左の道を下ると観覧席へと下りることが出来ます。
勿論、上に書いたように勝手に座れない席なので入ってもあまり意味はありません。
通行の邪魔にならなければ何も言われないかもしれませんし、少し写真を撮るくらいなら大目に見てもらえるかもしれませんが、まぁ入らないほうがいいでしょうね。
周りは酒も入って宴会状態ですから、邪魔になるような場所で留まっていたら罵声が飛んできても仕方がないです。
黒い柵の右側に人が集まっていますが、ここが上でも書いた一般客が練り場を観覧出来そうなポイントです。
写真の真ん中、倉庫みたいなのがあるおかげで、この場所からはほとんど何も見えません。
こういう感じに見えます。
動画⑧8:34~
綺麗に練り場全体を見渡せますが、やっぱり小さくなってしまいます。
あと、山頂にはテキ屋もありますが、御旅山で長く観覧するつもりなら食べ物飲み物なり準備してから上がるほうがいいですね。
『山頂での休憩』
御旅山を登ったら全ての屋台が登ってくるまで待つことになるので、担ぎ手達は休憩になります。
動画⑧6:40~
山頂の御旅所の動画があります。
登ってここで神事を行い、下っていきます。
『御旅山、下り』16:15頃~
動画⑧11:52~
全ての屋台が登り切ると最初に登ったところから下っていきます。
この時は完全に夜でした。
2014年は全体的に2時間以上遅れたらしいので、真っ暗になってますが、普通はここまで暗くならないと思います。
暗くなってかなり冷え込みました。
ここまで残って見学するなら、どちらにしろ温かい服は必要かもしれません。
この時のBlogにも書きましたが、ここもちょっと休憩出来るような場所は、買うことが出来ない有料席か、それ以外は地元の自治体がテント張って関係者以外立入禁止にしている場所くらいしかないので、とにかく腰を下ろして休憩が出来ない。
上の写真は『図3』黄色い◯の道路側にあった土手の上になんとか腰を下ろした時に撮影したもの。
真後ろは自治体のテントで、テントと土手の僅かな隙間に座った形。
他にも平地がないわけではないけど、祭り関係者がごった返している真ん中に一人どっかり腰を下ろして休憩は流石に出来ないわけで。
灘のけんか祭りに行って一番困ったのはここだと思う。
この後、屋台について下山しましたが、山道は大混雑でした。
屋台が全て下山するまで待つべきだったのかもしれません。
詳しくは2014年、灘のけんか祭りに行ってきた その4に書いてある、この時の記事を見てほしいところですが、まぁとにかく混雑しすぎてかなり危険でした。
『夜の練り場』~22:00頃?まで
山を下りたら下の練り場で遅くまでワイワイと練り合わせ差し合わせ。
夜遅くまで続きます。
観覧席は弁当持参の酒も持参で大宴会。ここからがクライマックス。
しかし一般観光客は屋台が下山するともう終了ではないでしょうか。
下山して、『図3』青い線の階段から練り場へと向かおうとしてちょっと進んだところ。
人が多すぎて前に進めません。
地理的にここを抜けないと白浜の宮駅には行けないので、強引に進もうかと思いましたが、この時は断念。
勿論、無理矢理通ってる人もいたので、まったく通れないわけではなさそうです。
このように、明るい時よりも夜になってからのほうが会社帰り、学校帰りの人が集まってきますので、ますます混雑します。
この位置でもこれなので、当然ながらこの先にまともに観覧出来るスポットはありません。
屋台が下山してしまうと、一般観光客は山頂から小さい屋台を眺めるしか観覧出来る場所はないと思います。
まとめ、おすすめ、注意点
この時は『祭り全体の動画を撮影する』という目的があったので、昼前には到着して、そこから夜の9時頃まで歩きまわって観覧しながら撮影しましたが、普通に観光したいだけなら見たいものを決めて、時間を決めて観光したほうがいいです。
特にオススメするなら松原八幡神社です。
祭りのメインは間違いなく御旅山のふもと、練り場ですが。御旅山の周囲は全て有料席でガッチガチに固められているので一般観光客がまともに観覧するのは不可能と言っていい。
松原八幡神社も人は多いし観覧席は有料ですが、境内も門の外も一般観光客でも入れます。
特に門の外は広いし比較的近くで観覧出来ます。
大体、朝から14:00くらいまでの時間の松原八幡神社。特に12:00~13:00前後には色々詰まっているのでオススメですね。
その後の御旅山は祭り観覧への熱意がある人なら……。という感じ。
それか地元とのコネですね。
この地域に伝手があって観覧席を確保出来るならゆったりと宴会でもしながら楽しめるでしょう。
地元企業も接待やら社員慰労のために確保しているということなので、取引先にこの地域の企業があるなら招待されたり。あるいは交渉次第で用意してもらえるかも。
でもそうでないなら、観覧にはある程度は覚悟が必要。
それでも「御旅山で観覧したい」「見に行けるのは14:00以降」という人は御旅山を登ろう。
下にいても恐らくほとんど見えないので、山を登り下りする屋台や神輿を観覧するのがオススメ。
『図3』黄色い◯のあたりか、山頂の御旅所付近が良いと思います。
ブルーシートなんて広げるスペースはないですが、小さいシートやクッションがあれば便利かもしれません。
しかし、人が多すぎて落ち着ける場所なんて見つけられない可能性が高いですが。
16:00までに来れないなら諦めたほうがいい……かも?
予定通りなら16:15頃から屋台や神輿の下山が始まります。
屋台が登っている時に登るなら、後ろに付いて登ればいいだけですが。屋台が下る時に登るというのは危険です。
動いてる屋台の隣をすり抜けるというのは凄く危険な行為。
しかも凄く混んでる時間帯ですから、屋台が止まってる時間を狙って進むというのも難しいです。
なので、16:00頃までに来れなければもう諦めたほうがいいと思います。
帰る時は『白浜の宮駅』か『妻鹿駅』か、状況に応じて。
御旅山へと行かず、松原八幡神社だけ見て帰った場合は問題ないのですが。
御旅山を登った場合、帰る時に白浜の宮駅に行くには御旅山ふもとの広畠の練り場前を通らないといけません。
ここは常に大変混雑してますので、妻鹿駅から帰ることも考えておいて損はありません。
ここからだと妻鹿駅のほうが近いですしね。
ただ、妻鹿駅には特急が止まらないので乗り換えが必要になるかもしれませんし、御旅山から妻鹿駅までは街灯も少なくて夜は真っ暗になります。人通りもまったくありませんでした。
女性には全くもってオススメ出来ませんし、そのあたりを考慮して考えて下さい。
疲れたから少し休憩……するような丁度良い場所なんてない。
基本的に田舎町なんで、周囲に何もないんです。
長い時間見物するとなると、昼飯、晩飯と必要ですが、この近辺だと厳しい気もします。
そこらのテキ屋で買って道路脇に腰を下ろすしかないかもしれません。
長くなりましたがこんな感じだと思います。
まだ何か抜けてる気もしますが、こんなもんでしょう。
このBlogが皆さんの参考になれば嬉しいです。
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